そらまめくんってどんなキャラクター?グッズや絵本シリーズも紹介!
なかやみわさんの描くキャラクターは、とても可愛く親しみが持てます。
特に「そらまめくん」「くれよんのくろくん」「どんぐりむら」シリーズは、子どもに人気の絵本シリーズですね。
多くの子どもに愛される理由の一つに、キャラクターの可愛さやデザインの愛くるしさがあると思います。
この記事では、人気のキャラクター「そらまめくん」について、誕生のきっかけや裏話などを解説していきます。
また、そらまめくんのグッズや絵本シリーズについても紹介していきます。
✓ キャラクター「そらまめくん」について知りたい人
✓ 「そらまめくん」のグッズについて知りたい人
✓ 絵本「そらまめくん」シリーズについて知りたい人
なかやみわさんの絵本キャラクターの中でも、特に人気のそらまめくんに関する情報をまとめました。
他の絵本シリーズについても記事を書いてますので、気になる方は合わせて読んでみてくださいね。
目次
そらまめくんは何のキャラクター?
絵本「そらめくん」シリーズの主人公
絵本「そらまめくん」シリーズは、なかやみわさんの代表作です。
空豆や枝豆、さやえんどう、ピーナッツ、グリーンピースなどの豆たちが、原っぱで仲良く暮らす世界観の物語となっています。
そらまめくんはこの物語の主人公で、愛らしい見た目や表情は、子どもたちも大好きな人気キャラクターです。
そらまめくんはサンリオで不採用となったキャラクターだった!?
なかやみわさんは、絵本作家になる前はサンリオでキャラクターデザインの仕事をしていました。
当時のサンリオには80人くらいのデザイナーがいて、年に何度か市場に売り出すキャラクターのコンペが開催されていました。
なかやみわさんもコンペに自分で描いたキャラクターを出しますが、なかなか通ることはありませんでした。
そらまめくんも当時社内コンペに出したキャラクターでしたが、その時は箸にも棒にもかからず不採用だったそうです。
その後、絵本作りに興味を持ったなかやみわさんは、ずっと温めていたそらまめくんに具体的なストーリーをつけて、福音館書店に持ち込みます。
その結果、そらまめくんは無事採用され、月刊誌「こどものとも」でデビューします。
そのデビュー作が、「そらまめくんのベッド」でした。
そらまめくんはどうやって生まれた?
そらまめくんは、なかやみわさんの実家の家庭菜園で豆を栽培していたことが、アイデアの原点となったそうです。
そらまめくんシリーズに登場するキャラクターの中には、豆を調べるだけではなく、実際に自分で種から豆を育てて生み出されたキャラクターもいるそうです。
また、デビュー作「そらまめくんのベッド」は、たまたま空豆のサヤ剥きを手伝った時に、サヤの中がふわふわでびっくりしたことがきっかけで誕生しました。
そらまめがさやに収まっている姿が、なんだかベッドの中で寝ているような感じで、顔を描いたら可愛いだろうな、と思ったそうです。
サンリオのキャラクターとして採用されていたとしても、そらまめくんは人気になっていたかもしれませんね。
そらまめくんのグッズはあるの?
そらまめくんのグッズは販売されていますが、種類は少ないです。
非公式と思われるグッズを含めるともう少しありますが、公式グッズとして販売されているものは次の3種類でした。(2022年4月現在)
そらまめくんのあたらしいベッド オリジナルパスケースつきポシェットセット
そらまめくんの きって はって つくって まなぼう ドリル
そらまめくんの ぼくのいちにち おはなしドリル
絵本のそらまめくんシリーズを順番に紹介
絵本の「そらまめくん」シリーズは、順番に読むことでそらまめくんの成長を感じることができます。
シリーズ全7作を表にまとめ、それぞれ簡単にあらすじも紹介していきます。
※表が切れている場合は横スクロールできます。
そらまめくんのベッド
そらまめくんの宝物はふわふわのベッド。
だからだれにも貸してあげません。
ところが、そのベッドが突然なくなってしまったのです…。
そらまめくんとめだかのこ
そらまめくんたちが、広場にできた水たまりで遊んでいると、迷子のめだかのこに会いました。
小川までどうやったら帰れるでしょう、そらまめくんたちは、知恵を絞って考えます。
さて、どんなことを考えたのでしょう。
そらまめくんのぼくのいちにち
そらまめくんは、愉快な仲間たちといっしょに一日を過ごしています。
仲間たちと楽しく過ごす一日は、いろいろなことが起こります。
もちろん、そらまめくんが落ち込んでしまうことも…。
そらまめくんとながいながいまめ
今回そらまめくんが出会ったのは、ながいながい豆のベッド。
その持ち主は、さんじゃくまめの兄弟。
お互い自慢のベッドで競争を始め…。
そらまめくんのあたらしいベッド
大切なベッドを新しくするために、そらまめくんは冒険に出発。
知らない場所で戸惑いながらも頑張り、成長する「そらまめくん」の物語です。
そらまめくんのはらっぱあそび
そらまめくんたちは、はらっぱの葉っぱやお花を使って色んな遊びをしています。
笹舟、やえむぐらのダーツ、えのころぐさの毛虫、植物で作った食べ物でパーティーごっこ。
親子で楽しめるはらっぱ遊びが満載です。
そらまめくんのまいにちはたからもの
いつのまにか移り変わる季節のなかで、そらまめくんとなかまのおまめたちは今日も楽しくいっしょに過ごします。
季節の風を感じながら、春には咲いている桜をながめながら、かおりも楽しみます。
夏にはみんなで水遊び、秋にはお月見や落ち葉拾い、冬にはスキーやそりで遊びます。
季節はめぐり、また新しい季節を迎えても、二度と同じ毎日はありません。
デビュー作の「そらまめくんのベッド」から、順番に読んでみてくださいね。
そらまめくんのしかけ絵本や赤ちゃん絵本も人気
絵本のそらまめくんシリーズには、小さい子ども向けのシリーズもあります。
しかけ絵本やあかちゃん絵本は、プレゼントとしても人気ですよ。
初の立体しかけ絵本「あそびにおいでよそらまめくんのおうち」
そらまめくんの世界を完全立体化したしかけ絵本。
はっぱのブランコ、それぞれのキャラクターのおうちやベッドなどで楽しく遊べます。
各キャラクターの立体人形・ミニ絵本つき。
【人形】
(きほんポーズ 計9体 / そらまめくんぽーずいろいろ 計4体 / おやすみぽーず 計9体)
ポップアップ式フォトフレームブック「そらまめくんからおめでとう」
大人気絵本『そらまめくん』シリーズのポップアップ式フォトフレームブック。
入園や入学、誕生日などの大事な想い出を、そらまめくんたちと一緒に残すことのできる1冊。
特別なメッセージシール8枚付き。
大切な人にメッセージを書き添えてプレゼントしても、喜ばれる絵本です。
初めてのあかちゃん絵本「そらまめくんと おまめのなかま」
声に出してあかちゃんに語りかけながらページをめくると、そらまめくんをはじめ仲良しのなかまのまめたちが、さやのなかから元気に飛び出してきます。
かわいいまめたちとの初めての出会いを楽しめるファーストブックです。
あかちゃん絵本の第二弾「そらまめくん こんにちは」
そらまめくんがおでかけしていると、途中でであったともだちに「こんにちは」のごあいさつをします。
そして大好きなおまめのなかまたちにも「こんにちは」。
きょうもみんなとなかよくあそびます。
そらまめくんとおでかけした気持ちになれて、あかちゃんとでかけるときに携帯したい絵本です。
あかちゃん絵本の第三弾「そらまめくんの おやすみなさい」
三日月と星たちが静かに瞬く夜。
原っぱでは、いろいろな形のベッドが静かに誰かを待っています。
ふわふわの おおきな ベッドに ねむるのは だあれ?
ほそくて なが~い ベッドに ねむるのは だあれ?
ページをめくると、そらまめくんや仲良しのなかまの豆たちが、すやすや…。
おやすみ前のひとときに、ぴったりな絵本です。
あかちゃん絵本3冊セット「そらまめくんの はじめましてあかちゃん」
初めてそらまめくんと出会うあかちゃんに大好評の『そらまめくんのあかちゃん絵本』シリーズ三冊セットです。
シンプルで優しい語りかけの言葉で、あかちゃんも夢中になる絵本です。
愛らしいそらまめくんとおまめのなかまたちの表情をみて、あかちゃんもご機嫌に。
出産お祝いに、子育て応援絵本として贈り物におすすめの絵本セットです。
そらまめくんの生みの親「なかや みわ」さんってどんな人?
絵本作家になったきっかけ
サンリオでキャラクターのデザイナーの仕事をしていたなかやみわさんですが、自信をなくして行き詰まったことがあったようです。
企業キャラクターの場合、社内コンペを通過して売り場に出されたとしても、人気が出なければ1年くらいで売り場から消えてしまいます。
デザイナーの仕事は、その時々の流行りを取り入れ、自分のデザインも流行りに合わせて変えていく必要がある、とても難しい仕事です。
そんな時、立ち寄った本屋さんで「絵本なら自分の作品を長く残すことが出来るかもしれない…」と気づいたそうです。
それがきっかけとなり、なかやみわさんは絵本作家になりたいと強く思うようになったそうです。
絵本づくりで心がけていること
なかやみわさんは、子どもたちにきちんと伝わる絵本にする、ということを心がけて絵本を作っています。
絵本の中に入り込んでその世界観を楽しんでもらうために、分かりやすさを重視しています。
言葉選びや展開などは時間をかけて吟味し、最適なものになるよう考え練り上げられています。
最初に作るざっくりとしたラフは何回も何回も読み込み、この時点では思いついたままの文章や展開を、何度も描き直しながら修正を繰り返します。
実は絵本づくりの中で、この作業が1番大変なんだそうです。
ラフの段階できちんとしていないと、本にしたとき非常に弱くなってしまうため、原画を描くよりも時間をかけてラフを作っているそうです。
子どもの目線に立ったキャラクター作りと世界観作りが、子どもも楽しめる人気の絵本を生んでいるんですね。
【まとめ】そらまめくんは作者のなかやみわさんが大事にしてきたキャラクター
そらまめくんは、生みの親であるなかやみわさんが、企業デザイナー時代からあたためていたキャラクターです。
大手企業のデザイナーから絵本作家へと転身するくらい、自分のキャラクターを大事にしていたんですね。
その想いが読者へと伝わるくらい、そらまめくんは愛くるしいキャラクターです。
そんなキャラクターに、子どもでも理解しやすい世界観やストーリーで構成されているため、なかやみわさんの絵本は人気があるんですね。
そらまめくんシリーズは、子どもに読み聞かせて欲しい絵本です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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